仏教に関心がない人だと、数珠はお葬式でしか使いません。
そもそも、なぜ数珠が必要なのかということもわからないまま使用しているということも多いでしょう。
しかし、数珠に興味を持ってくださったのなら、一度は数珠の用途について知ってみてはいかがでしょうか。ここで解説していきます。
数珠の用途
数珠は、バラモン教の影響を受け、仏教においても使われるようになったといわれます。
一つは、数珠が数えるのに便利だったからでしょう。
集中して念仏を唱えていると、何度数えたかを忘れてしまうことがあります。
しかし、唱える度に一つ手繰れば、何度唱えたのかを思い出せます。
そのため、数珠は念仏を唱えた際に、一つずつ手繰って使うのが基本だったようです。
そして、経典において、念仏を唱える際には数珠が必須であるとも書かれています。
数珠は、念仏の効果を高めてくれるためです。
他にも、仏様とのつながりを持てたり、お守りとしての役目を持ったりしているため、仏教徒にとっては重要なアイテムとなっています。